国民年金の親を持つ方へ「貧乏な親の介護は善意の奴隷。」
この文章は僕が親に対する感じている感情や実体験をそのままぶつけてますので
読んでる途中に不快になられた方はすぐに閉じて下さい。
ここには貧乏な親と接するリアルな子どもの現実と感情を表現してます。
善意の奴隷その1 お金を搾取されてるのと一緒
僕の母親は要介護4の現在81歳。
収入は「国民年金と生活者支援給付金」で2ヶ月で約90,000円です。
母を面倒見るために近所に引っ越して在宅介護中
(いや飼育中。介護という考え方は捨てました)
1カ月の生活費は45,000円でやりくりしないとやってけません。
45,000円ではやってけません!!
介護サービス料
オムツ代などの介護用品代
医療費
食費
水道光熱費
固定資産税
雑費
基本的に毎月掛かる費用はこんなものですが、介護に掛かるお金だけでも赤字になる月もあります。
足りない分はというと子供の負担です。
働いたお金を親の生活のために支払うのです…強制ではないし義務でもありません。
なぜ支払うかというと親に対する子としての良心というか人としての善意です。
正直、親に対する感謝とかそう言う気持ちもありますが感謝だけではやってけません。
産んでもらったという感謝の気持ちだけはありますが
(母親の方で気分を悪くされた方はごめんなさい!!)
もう一度言います。感謝の気持ちだけではやってけません。
僕の場合は親に面倒見てもらったことより、金銭的にも時間的にも面倒を見てきたことの方が圧倒的に多いので親に対する感謝の気持ちでやっていると逆に「感謝しろよっ」て気持ちになるのでそんな感情は持たないようにしています。
最初は
「親だし仕方ないな。」
「しゃあない負担しなきゃ。」
そんな軽い気持ちだったと思います。
今では…
「いつまで払い続けなきゃいけないの?」
「金かかる一方じゃん!!」
「自分の老後のお金も貯めなきゃいけないんだけど!!」
「親にカネ使うなら子供に習い事行かせてあげたいんだけど!!」
「ボケた老人にお金使うなら未来ある若者にお金使った方が良くない?」
「一人の老人助けるのに一体いくらお金使うの?」
もうやめときます。(笑)
善意だけど働いたお金を搾取される奴隷みたいな気分です。
チキショウお金持ちの親を持ってる人が羨ましいなぁ。
酷いこと言うやつだなと思うかもしれませんがこれがリアルな感情です。
善意の奴隷その2 時間を搾取される
僕は現在いろんな介護サービスを利用して色んな方々にお世話になっていますが
(この方々には本当に感謝!!)
それでも在宅介護ですので最低限の時間を割かなければなりません。
お金もそうですがこの時間を搾取されるのも、とてもシンドイです…
僕は男性なのであまりエラそうな言えませんが介護は子育てに似ていて本当に自分の時間が取れないし自分の体調が悪い時も面倒を見なきゃいけない、仕事で嫌なことがあってもです。
オムツを交換したり食事の世話をしたり薬を飲ませたりと色んなお世話をしない
といけません。
しかし決定的に違う点が2つ!!
ひとーつ!!全然可愛くない!!
ひとーつ!!賢くなるどころかバカになる一方!!
ひとーつ!!
全然可愛くないです。1年に2回くらい笑顔が可愛いなと思う時もありますが
そこは赤ちゃんと違って基本は「老いた人」老人なので可愛くありません。
可愛い人やイケメンに時間を割くのは楽しいものですが可愛くないイケメンでない
人に時間を割くのは苦でしかありません。(笑)
酷いと思われるかもしれませんがこれもリアルな感情です。
もっと深い感情を言うと可愛いくないほうが良いのです。
一度そっちに感情が振れると現実が辛くなる。
自分の親を気持ち悪いと思う感情と向き合うのが辛くなるのです。
ひとーつ!!
賢くなるどころかバカになる一方!!
もう一つは子育ては子供の成長が一つの楽しみです。
昨日まで出来なかったことが出来た!!凄い!!嬉しい感情が湧きます。
介護は逆
昨日まで、イヤさっきまで出来てたことが出来ない!!悲しい本当にシンドイ気持ちになります。
オムツを交換するのに右足を上げることも出来ない。
「右足を上げて」「右足を上げてっ」言っても出来ない。右足上げるだけなのに…
本当に疲れている時は「わざとやってるの!?」て気持ちになります。
こんな楽しくもなくシンドイ時間を過ごさないといけない…
残された自分の人生の大切な時間を搾取されてる気分。
いつまで続くんだろ?
いつまで続くかわからないのが余計に奴隷と変わらない気にさせる。
自分が選択してるのだけど…
健康で元気な親を持ってる人羨ましいなぁ。
善意の奴隷 その3 心の余裕を搾取される
何が一番シンドイってこれ!「心の余裕を搾取される」こと
・他人の話を聞いてあげる余裕
・他人に優しくしてあげる余裕
・日常の生活を楽しむ余裕
本当に全ての余裕を持って持ってかれます。
まずお金の余裕を奪われ、時間の余裕を奪われ、最後に心の余裕を持ってかれます!
僕も最初からこんな感情で親と向き合っていた訳ではなかったです。
しかし、ずっとこんな生活を続けていくうちに余裕という余裕を失って